9月28 日 (水)
佐藤嘉洋さんの講演会に参加してきました。
彼と出会ったのは佐藤さんが引退を決める半年ほど前、まだキックボクシングでは世界タイトルをいくつ持っていたが、選手としてのピークは過ぎた頃だろうか。
青年会議所の仙台の後輩に、同じ東海地区ということで佐藤さんの応援をして欲しいと頼まれたことがその最初の縁でした。
思えば、仙台の後輩の乗る飛行機が大幅な遅延をすることが無ければ、会うこともなった。
飛行機が大きく遅れたために、仙台の後輩の予定が大きく狂ってしまい、私との食事の後に会う予定であった佐藤さんと同席しての食事会になった。
私は、格闘技というものに全く興味もなく、世界的に有名な佐藤さんも、その日で会うまで全く知らない人でした。
縁とは不可思議なものです。しかし、佐藤さんにあって瞬時にその魅力にひかれた。
どんな分野であれ、世界一になる人物にはオーラがある。
そして、こうした人が周りにいると異分野であっても、必ずその不可思議なパワーの恩恵を受ける。
そこからの佐藤さんとのつながりは、学びの連続であった。
「悩める男子に捧ぐ1001のローキック」
私は格闘技は詳しくないが、キックボクシングの世界ではローキックが先ずは攻めの基本中の基本なのだそうで。
1000回やってもダメなら、1001回目を躊躇なく打ち込めばよい。
そんな学びの機会となった本でもあり、また力を抜いて打ち込んだ攻撃と、力まかせに打ち込んだ攻撃、確実にダメージを与えるのは力が抜けている時の攻撃である。
人生もまた同じなのではないか。
この本からは多くを学んだ。だいたいが、常に私は固すぎるのである。
社長になったばかり、経験の少ない中での彼との出会いは、間違いなく私の人生を変えた。
それでも、彼は私に「引退後今の自分があるのは松原さんの支えの影です」と常に口にしてくれる。
それほど大きなことはないにもしていない、繰り返すが、学ぶことばかりであった。
そして、武田邦彦先生も紹介してくれたのは佐藤さん。
そこから大きな縁がいくつも出来た。
来月彼はエキシビジョンとは言うものの「伝説の王者」にして今尚現役ムエタイ選手である「ブアカーオ選手」と再戦をする。
なんとそのセコンドに私を招いてくれた。
二度とそのような光景で格闘技を見ることはないであろう。
縁を大切に、恩を忘れない。
そのようにこれからも生きていきたい。佐藤さんを見習って。
社長 松原 史尚
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