8月10日(水)
今日は地元の県立岐阜商業高校が甲子園で試合をしました。
新型コロナの集団感染で多くの主力選手が岐阜に戻り、既に引退をしてしまっている三年生でなく、帯同しているベンチ外の1軍選手でもなく、2年生、1年生を中心とした2軍選手が招聘され試合に臨みました。
本当に、こうしたハンディーキャップの中での試合に心からのエールを送りました。
しかし、今回の集団感染の原因は「監督にある」ということがテレビの画面から明確に見て取れました。
降板してきた投手たち、そのほとんどがストライクが入らなくて四死球を絡めて失点しての降板となっているのですが。
第一に、急遽捕手に指名された選手は外野手、故に全くキャッチングが出来ていない。
本来であれば、ストライクであるボールもグローブがボールゾーンに流れてしまうために、全てボールと判定されていることは画面でも明確でした。つまり際どいところは普通はストライクであるべきボールが、キャッチングのせいでストライクまでをボールにしてしまう。
そのために、どうしても投球は明らかなストライクつまり非常に打ちやすいボールになってしまうのです。
その結果大量失点につながっている。
このことは緊急であり仕方のないことですが、非常に違和感を通り超えて、怒りにすら感じたのは、降板した投手に大きな声で指導する監督の姿にでした。
2年生ですから、来年のことも考えて指導をすることは当然なのですが。
この際に、近距離でマスクを外し、大声で話している姿、話し終わりカメラに映る場所ではマスクを着けなおす姿。
マスクの意味を全くに理解していない。
マスクは、感染防止であるが、その主目的は本人が感染しないことでなく、「飛沫の拡散防止」、つまり相手を感染させないことなのである。そのことを監督が全く理解していない。
ということはチーム全体が理解できていないということ。
集団感染は起こるべくして起きている。
新型コロナに感染するリスク、そのリスクをどのように回避するのか、リーダーは先ずは学ぶことから始めなければならない。
テレビを観戦していた多くの人は感じたはずだ、野球では超一流の監督かもしれないが、リーダーとしては二流であるということを。リーダーとは、リスクに対ししっかりとした知識を持ち、そのリスクを回避するための的確な対策を講じ、その対策が守れるように徹底的に指導する役割を有する者でなければならない。
「ルールまで変更して、試合をさせていただけたことへの感謝」。今回の行動を見る限りは、そこすら疑問視される。
ここが徹底できなければ、秋にも同じことが起きる可能性があるでしょう。
県立岐阜商業のファンとして、先ずは当たり前が当たり前にできるチームになる事を切望する。
しかし、そこから社内で行かせることも多く、職場のリーダーたちとしっかりと対策を考えていきたい。
社長 松原 史尚
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