8月3日(水)
コロナの拡大で自身が感染、濃厚接触、様々なケースで職場を離れる人の累計が遂に生産現場を中心に約3割になりました。
中にはこんなケースも出てきました。濃厚接触で検査すると、「疑陽性」。既にピークを過ぎており、元々陽性であったのだという想像。この人たちが、ほぼ無症状で存在している。ご家族が発症かと思ったら、自覚症状が無かっただけで実は自身が家族に感染さえていた疑いがあるのだとか。
お客様の中には、納入遅延を快く受け入れてくれないケースもあるが、何と言われようとも仕方がない。
半導体不足や、自社での設備の入れ替えや、事故、販売不振時による在庫調整時には有無なく調整されるのであるが。
こうした事例は快く受け入れていただけない。
また、昨今課題の労務費上昇に伴う価格交渉も快い返事はいただけない。
社会全体が、働く人への感謝を今一度考える良い機会だと本当に思います。
今年は、6月の梅雨明けから異常な気候が続き、もともと社員さん、特に現場で働く人の体調が十分でなかったのだと考えます。その中で、これまでずっとコロナ禍前の80%レベルしかお仕事がいただけてなかったのに、急に8月だけ110%のお仕事。
今まで2年半8割で動いてきたが、突然110%では身体は悲鳴を上げて当然。
このような事態が続けばそうした体制もとるのであるが、9月には再び85%レベルへ減産なのだとか。
今回のコロナの拡大は、私自身の経営の在り方を反省させられる良い機会であり。
不思議と現状を悲観することなく、むしろ未来に向けて感謝しています。
第一は社員さんの安全、今回のような気候は恐らく今後は当たり前になるのだと思います。
タイやインドネシアのような熱帯型の気候なのでしょう。
スコールは当たり前、国内に晴れているところと異常な雨が降る場所が同一時間に発生する。
こうした気候の中での、夏場のモノづくり、受注の在り方をしっかり考えて来夏の方針に生かしていきたいと実感しています。
本質にあるのは、鋳物工場で働き世界の部品素材を支えてくれている人たちへの感謝です。
そのために社員さんの安全(健康)を第一とする経営をしていきます。
その上で、お客様に「ありがとう」そう言っていただける。モノづくりを展開していこうと考えます。
社長 松原 史尚
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