6月9日(木)
今朝のニュースで、ある大手の飲食チェーンがこれまで残業代を5分単位で計算しており、5分未満は切り捨ててきたが今後1分単位で支給するとする決定をしたという話題が出ていました。これにより支払われる過去の残業合計が14億5千万円だというお話でした。
基本的には、これまでこの会社がしてきたことは労使の間で納得されてれば、違法ではないことです。誰もが知る大きな会社ですから、恐らく入社時に就業規則は渡されており、その中にも残業の規定は明示されており、雇用契約書の中にもしっかり謳ってあって、その契約書に就労者側がサインすることで5分未満の残業は支払わないことで労使契約は成立していたのだと考えます。
むしろ、この超インフレの中で、社員さんたちに何かの形でお金を支払う覚悟をした経営陣は素晴らしいと思いましたが、見ていたNHKの論調では、この会社が、過去社員さんから残業代を搾取してきたように感じさせられてしまう話方でした。
「わずか5分を切り下げるだけで、会社としては数億円の利益が出るのですね」
経営者としては、非常に恐ろしいコメントだと感じました、善意を悪意として報道される。驚きです。
ちなみに、当社では、1分単位で支払われています。こうしたニュースを見るたびに、当社はどうだろう。そう自問します。
以前、超大手の会社が朝の朝礼、ラジオ体操が業務にあたるか否かで裁判で敗訴した事例を見たことがあります。
当社では、この大手の企業が敗訴するずっと以前に、朝礼、当社では足踏みを就労時間としていました。
それから当社の始業時間は7時50分となったのです。
「このようなグレーゾーン」私の感覚は、「グレーは黒」
こうした事例を見るたびに、当社の社員さんたちは安心してくれと思います。
テレビでニュースになるような、「労使間のグレーゾーン」、当社は100%社員さんに有利になるような設定がされています。
「人を大切にする」その第一は社員さんでなければなりません。
日々少し、余分な費用が掛かることになっても、社員さんが不安にならないように、これからもグレーは白、その感覚で経営を進めていきたいと考えています。
社長 松原史尚
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