6月7日(火)
昨日は目標管理の大切さについて記したのですが、その中で「順応・慣れ」ということについて書きました。
人は課題にもうまく順応していくということなのですが、しかしながら上手く避けたつもりが、一度覚えた違和感や第六感、特に悪いものほどよく当たります。最近この感覚が確信に変わっています。
目標達成に向けて、しなければならないこと、改善するべき問題点として次月の取り組み課題にしっかりと記入してあるのですが、その内容について、翌月の報告の内容では触れられていないことが時々あります。具体的に、何をしたという報告が無いのです。
忙しい時間の中で、やるべき課題が手つかずになったのか、または報告できるレベルで手を打つことが出来なかったのか。
担当者に聞いてみると、色々理由はあるのですが、前月はその内容が必要だと思うから「翌月はやります」と宣言したのです、つまり違和感、もしくは何かしらの第六感が働き、自身の頭の中に行動する必要性を感じたからこそ、頭に浮かび「やる」宣言したのです。
それをやらないでいると、心の奥底ではやらなければこうしたこと(トラブル)が起きると予測しており、それは言うなれば予見であり、悪いことほど具現化するものです。
これを西洋的には 「潜在意識」、日本では六波羅蜜の自戒=言行一致(有言実行)と表現しています。
恐ろしい法則だと思います。
そして、仏教では忍辱 = 忍耐しながら一度決めたことはやり続ける。
精進 達成するまで努力し 禅定 行動を反省することで自戒を達成するとなっています。
正にPDCAでしょうか、そしてその根幹にあるのが 六波羅蜜の第一にある 布施「利他の心」なのだと思います。
そして、布施、自戒、忍辱、精進、禅定の結果、智慧=真理が見えてくるのだと感じています。
昨日も書きました、円安、ロックダウン、戦争、かき出せばいくらでも書ける難題が次々とやってきた過去2年の中で、当社には不思議なことがいっぱい起こって、恐らく未来にも社会に役立てる確信が持てている現状は、上に書いたような課題も若干はあるのだけれども、それ以上に、根幹となる「布施」=利他の精神が社内に息づいているからだと感じています。
「ピンチはチャンス」今は大変な時代だからこそ、急成長のチャンスだと思うのです。そのために今こそ、基本を大切にする。皆さん頑張っているのだからこそ、この違和感、第六感を大切に自戒=言行一致ができるように、都度都度皆さんにはお願いしていこうと考えているのです。
社長 松原 史尚
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