6月1日(水)
早いですね、もう6月です。
昨日紹介させていただいた、せき折り工程から製品はこのショット工程に流れてきます。
昨日、紹介させていただいたように、鋳型から出てきた鋳鉄の表面には砂が付着している状態です。
この状態から、ショットブラストという機械で製品はきれいにお化粧されます。
というよりは、老廃物が洗い流されるという感じでしょうか?
私たちの肌も出来たら良いのですが・・・
さておき、鋳鉄の表面に鋼の小さな球をぶつけて表面の砂を除去していきます。
その玉の大きさは、会社によって様々なのですが当社ではサイズとしては一番小さなサイズを好んで購入します。
この鋼玉は何度も再利用する仕組みなのですが、小さくなりすぎると埃と一緒に排出されてしまいます。
つまりは、実は少し大きな玉を使用した方が長く使えて、コスト的には良いのです。
しかし、どうしても製品の表面が荒くなります。つまり、「おぶす」な子(製品)が出来てしまうわけです。
当社では、伝統的にお客様に嫁がせる前に、出来るかぎりきれいにして出してあげたいと考えるのです。
また、細かい球の方が化粧時間もかかるので、生産性も良くないのです。
それでも、このように表面をきれいにすると、お客様での機械加工は凸凹がないので生産性が向上し、また刃具の寿命も良くなるのです。また、塗装工程でも同じく塗料が要らなくなるのです。
つまり、当社が少しだけ、手間とお金をかけることで、とってもお客様のお仕事が楽になると言うこと、そして結果的にはお客様の収益にもつながるのです。「環境に良いことは経済にも良い」のです。
そして、もちろんこういうこと自体がSDGsへの貢献となります。
ところで、当社は、どんな社員さんも「ついでに〇〇する」の達人です。
手が空いたら、すぐさま職場のおそうじです。ショット玉は良くこぼれてしまうのですが、現状の物価高で非常に高いものになっています。こうして、おそうじを通して、こぼれたショット玉をリサイクルしてくれているのです。
手が空いたら・・ついでに・・・
当社は、こうした社員さんに支えられています。
佐藤さん、今日もありがとうございます。
社長 松原史尚
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