5月20日(金)
今朝、恒例のトイレそうじを終えて、東京へ。
鋳造協会の役員会と総会に出席してきました。
今朝も出かける前に、大手の材料メーカーから通達がありました。
7月から再び納入価格を約3割上げるとのことです。
一部原材料は、過去4年で4倍にもなっています。
我々の業種は複雑で、全て同じ材料を使用していれば良いのですが、皆それぞれに工夫をして、少しでも安く、そして少しでも良い製品を作るために努力しています。
こうした時代背景の中では、そうした努力が裏目に出てしまいます。
皆、足並みをそろえて値上げをお客様にお願いできると良いのですが、上昇する金額が各社ばらばらになってしまいます。
また、一部のコストは政府の物価安定の補助の対象であったりもします。
そのような背景で、なかなか認めていただけなかったコスト交渉も、今回はそれぞれの企業が強い意志で値上げ交渉をしていく旨のお話が各所で聞かれました。
鋳物は、全ての産業の礎ともいえる産業です。我々が消えれば、全ての産業が消えると言っても過言ではないのです。
Foundry(鋳造工場の英訳) Founder とは創業者のこと、そう我々こそが産業の創業者であると自覚して、今後も頑張っていこうと決意した、総会でした。
そして、協会役員として微力ではありますが、今後も我が国の産業のために尽力していきます。
社長 松原 史尚
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