4月25日(月)
当社では会社の環境整備を「おそうじパワーアップ活動」と称して展開しています。
品質、安全、生産性、そこからもたらされる収益、全ての源泉は5Sにあり(光好会長談)。おそうじをひらがなにしているのは、5Sの全てを含んでいること、そして会長が5Sこそが全ての源泉と言われるほどの力があるので、このように命名しました。
各係の昨年一年間の活動発表を行い、昨年度の金賞から銅賞が表彰を受けました。昨今のコロナ禍の影響でどうしても気分が落ち込みやすい期間が続く中で、どの部署も今期は私の期待を大きく超える成果を上げてくれました。事務局の林委員長はじめ、社員さん全員に感謝をしたいと思います。
当社の環境整備は伝統的な活動で、過去には環境優良工場表彰(経済産業省)、日本環境経営大賞受賞(三重県)も受賞していますが、本日はこうした私たちの活動を象徴するような出来事もありました。満開になった当社のカザグルマを岐阜新聞さんが取材に来てくれました。カザグルマは岐阜県が絶滅危惧種に指定する植物できれいな水がある場所にしか生息できないと言われています。また、3月後半から4月の初めに咲くシデコブシも湿地にしか咲かない花です。当社の緑地には、このシデコブシも自生しており、こちらは関市の天然記念物に指定されています。この湿地(東端)から、御剣神社(西端)までを神道とするという現工場操業開始時の意思を貫き、湿地から神社まで遮る障害物は何もありません。
つまりは、西からの風が吹けば、全ての埃はこの湿地へと運ばれてきます。鋳物工場は、砂と粘土で型をつくる産業です。普通にしていても絶滅していく、カザグルマやシデコブシがこうしたハンデキャップの中で、鋳物工場の敷地の中で自生する。私は、すごいことだと思っています。
そして、何より現工場の操業開始から35年も経った今尚、この湿地を維持する社員さんの力に感謝しています。そんな伝統ある環境整備ですが、改めて、昨年はこれまで以上の活動が展開できた年であり、特に生産現場の活躍が目立った年でした。
こんな時代だからこそ、魂を磨く活動(おそうじ)に社員の皆さんと一層の力を入れていきたいと考えます。
社員の皆さんに心からの感謝を込めて。社長 松原 史尚
【金賞 ISO推進室】
【銀賞 鋳造技術】
【銅賞 大平加工】
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